業界で働いていて、専門用語で頭がこんがらかってしまった経験はありませんか?
業界用語は、まるで暗号のように難解で、仕事に支障をきたしてしまうこともあります。
そこで今回は、建築・イベント業界でよく使われる用語をわかりやすく解説します!
このブログ記事を読めば、
・業界用語の意味を理解し、スムーズに仕事を進めることができる
・先輩や取引先とのコミュニケーションを円滑にすることができる
・業界人としてのスキルアップに繋げることができる
ようになります。
さあ、一緒にこの業界の用語マスターを目指しましょう!
1. 什器
イベント会場や店舗、オフィスで使用される道具や備品の総称です。テーブル、椅子、看板、ディスプレイ、音響機器など、イベントを円滑に運営するために必要なあらゆるものが什器に含まれます。
具体例)
店舗・・・陳列棚・ショーケース
オフィス・・・デスク・イス
イベント会場・・・ステージ・音響機器・照明など
2. オクタ設置(オクタノルム)
アルミフレームとパネルを組み合わせた、汎用性の高い展示システムです。簡単に組み立て・解体できるため、イベントブースやパネル展示などに広く使用されています。
オクタノルム:イベントを彩る万能システム
・オクタノルムの特徴
汎用性が高い:様々な形状やサイズのパネルを組み合わせることで、自由度の高いレイアウトを実現できます。誰でも簡単に組み立て・解体できます。
アルミフレームを使用しているため、軽量で持ち運びやすく、強度が高く、安定した展示を実現できます。レンタルサービスも充実している。
オクタノルムの用途として、展示会・フェアなどのイベントブース・受付カウンターに良く使用されます。イベントのバックステージエリアを区切るのにも最適です。
オクタノルムについて詳しく知りたい方はこちら、株式会社オクタノルムのホームページをご覧下さい。
3. ビーム
アルミフレームとパネルを組み合わせる為に、構造を支える骨格になる横方向の部材
主要な荷重を支える横方向の部材です。
フレーム全体の荷重を受け、柱や壁などの垂直方向の部材に伝え安定性を確保するために重要な役割を果たします。
ビームの種類
・I型鋼:断面形状が「I」字型をしたビームです。最も一般的な種類のビームであり、強度と耐荷重に優れています。
・H型鋼:断面形状が「H」字型をしたビームです。I型鋼よりも強度と耐荷重に優れており、高層建築物や大型構造物などに使用されます。
・チャンネル鋼:断面形状が「C」字型をしたビームです。I型鋼やH型鋼よりも軽量で、比較的軽負荷の構造物に使用されます。
・アングル鋼:断面形状が「L」字型をした鋼材です。主に補強材として使用されます。
4. ポール
システムパネルの部材で垂直方向に設置する支柱です。ブースや幕(布)、照明、音響機器などを吊り下げるために使用されます。
5. アジャスタ(システムパネルの部品の名称)
システムパネルの高さを調整するために使用する部品。
ポールの下に接続し、床からの高さをパネルの高さに合わせて調整することで、様々なレイアウトに対応します。
6. トラス
展示会やイベントで使用されるシステム部材の一種で三角形のフレームを組み合わせた構造物(骨組)です。
トラスだけではただの骨組みですが、パネルや屋根を付ける事で壁やステージとしても使用されます。
軽量で強度が高いため、イベント会場の天井や舞台、仮設通路などに広く使用されています。
二次元的に三角形が造られている平面トラスと、三次元的に三角形が造られている立体トラスがあります。
同じ構造は体育館やコンベンションホール等の大空間の屋根構造や鉄道の橋に使用されることが多くトラス構造と呼ばれています。
イメージしやすいところで言うと、東京タワーもトラス構造を利用した建築物です。
7. イントレ
正式名称:イントレランスの略称
移動式の足場のことで、ライブイベントなどで多く使用されています。ローリングタワーとも呼ぶことがあります。
8. 小間(コマ)
イベント会場内に出展するブースを指します。
展示会の小間(コマ)とは、展示会スペースのことで、ブースと呼ばれることも多いです。
出展者は、展示会主催者から小間を借りて、新製品やサービスを来場者にアピールします。 また、サイズや料金の話のなかで小間という言葉が使われる場合は、面積の単位としての意味も持ちます。
日本での基本は「小間」単位となります。
1小間3m×3mの広さとなりますが、2小間、3小間と増えていくと、3m×6m、3m×9mと横に長くなっていきます。
9. 下端(したば)
物体の底辺や下部を指します。
10. 上端(うわば)
物体の頂点や上部を指します。
11. レベルを見る(水平かを見る)
水平器を使って、物体が水平かどうかを確認する作業のことをいいます。
12. 墨出し
設計図に基づいて、イベント会場やステージを施工する際に、床に実際に施工する位置を墨線で描く作業です。
正確な施工を行うために欠かせない作業です。
墨線(すみせん)とは、建築や大工仕事において、木材などの材料に墨壺(すみつぼ)を使って真っ直ぐな線を引くことを指します。墨壺から糸を張り、指で弾いて印をつけることで、正確な線を描くことができます。
13. バミる
壁や床などに垂直線を引く作業です。墨出しの一環として行われます。
「どの辺だったっけ?」 なんて迷わないように、床に目立たないよう養生やテープで目印を付けておく、これが「パミる」です。
もちろん物だけでなく人にも使います。
舞台上で役者の立ち位置や小道具の場所などに目印を付ける事にも使用されます。
語源は「場を見る」という説もあり、 目印はガムテープや蓄光テープなどを使用するのが一般的で、つけられた目印自体のことは「ばみり」といいます。
14. 上手(かみて)・下手(しもて)
舞台の左右を指します。客席から見て、上手は右側、下手は左側になります。
15. プラハン
木材や金属を叩くために使用するハンマー通称プラスチックハンマーの略称です。
プラスチックハンマーは金属製のハンマーと違って、対象物に傷を付けずに衝撃を与えることができるのが特徴です。
しかし、釘を打つような作業には向いていません。
衝撃を吸収する性質を生かした用途で使われることが多く、内装などの室内現場でよく使用されています。
16. スケール
スケールとは長さや距離を測るために使用する道具で、いわゆるメジャーにあたります。スケールという名称は日本以外ではあまり用いられることはありません。
物作りの基本的な道具の一つです。
17. 安靴(あんぐつ)
安全靴の略称で正式には安全靴と呼びます。
イベント現場で作業する際に、足元を守るために着用します。
安全靴は、主に工事現場や重量のある部品を取り扱う現場や、鉱業、建設業などの足への危険を伴う作業場で着用者の足を保護することを目的とした、つま先部に規定された強度をもつ先芯(鉄板)を装着した靴を言います。
一般的にはJISに近いつま先の安全性能を持つプロテクティブスニーカーなどを総称して「安全靴」と呼ぶ場合がありますが、正しくはJIS(JIS T 8101)に合格した靴を「安全靴」と呼び、これは「JISマーク」の表示をしていることで確認することができます。
補足
・上記の用語は、イベント施工サービスに関わる代表的な用語の一部です。
・用語の意味や用法は、イベントの種類や規模によって多少異なる場合があります。
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