UNi+(ユニタス)|■第9回 副業する時の履歴書の書き方と例文!悩む3つのポイントを全て解決

副業で本収入とは別に収入源を確保したいと考える人は多くなっています。
正社員の採用面接より副業でアルバイトをスタートさせる際の採用面接はハードルが低くなります。
とは言え、履歴書など最低限の準備が必要であることも事実です。

いざ、副業でバイトを始めようと思い立つと、具体的にいくつかの壁にぶつかります。
特に悩みが多いのが履歴書の書き方です。

ここでは、そんな履歴書作成のよくある悩み3選を解説していきます。

副業する時に悩む3つのポイント
副業を始める前の履歴書の作成で困るのは主に次の3つです。
・職歴
・志望動機
・本人希望欄

それぞれの項目ごとに解説していき、最後は例文を紹介しますので、これから副業をしようと考えている方は是非参考にしてください。

職歴

職歴というのは、「職務経歴」の略です。
今まで経験し、就いてきた職業を記入します。
職歴を書くことによって、採用担当者は、その人がどのような仕事ができるのかを確認しようとします。
即戦力になるようであれば、プラスの材料にもなるので、自分のことを売り込むためにも隠さずに書きたいところですが、場合によっては書きたくないという方もいます。

現在の会社名を書きたくない場合
現在の会社名を固有名詞として記入したくなくても、何も記載しないというのは経歴詐称となる場合があります。
つまり、現在就職している会社名を書かなかったとしても、会社の業種は最低でも書く必要があります。
「〜業界で○○を担当」などと、業種と自分が行っている主な仕事については必ず記入しましょう。
社名を書いていない時点で面接時に会社名などは書きたくないと採用側も察するのが普通ですし、厚生労働省も「公正な採用選考の基本」を定めています。
したがって、深く質問してくることは少ないと思いますが、それでも質問してくる面接官はいます。
どうしても言いたくない場合には、堂々と「答えられません。」と回答を拒否することも選択の一つです。
印象がマイナスになることを心配される方は、「会社の就業規則の関係もあり、現段階ではお答えできません。」など、少し柔らかい回答を用意しておくのがいいでしょう。

他にも副業をしている場合
他にも副業していて、新しく別の仕事を副業として考えている場合も、職歴には記載した方がいいでしょう。
1日〜数日で終わった過去のアルバイトについては細かく書く必要はありませんが、現在進行形で行っている副業としてのアルバイトがあれば、それについても記載するのが無難です。
ただし、本業の社名を記載せずに副業先の社名を記載することは一貫性に欠けます。
業界記載で統一するのか、社名記載で統一するかのいずれかの方法に決めましょう。

志望動機

志望動機としては、主に「収入を増やす」「時間を有効活用する」という2つが多いです。

収入を増やすため
事実であっても、「収入を増やしたい」とストレートに志望動機を書くことはお奨めしません。
「〜をするために収入を増やしたい」のように、収入を増やしたい目的が相手に伝わるように心がけることが大切です。

時間を有効活用するため
こちらも、「時間を有効活用したい」とストレートに志望動機を書くことはお奨めしません。
「空いた時間で以前から自分の興味があった〜にも挑戦したかったから」などと表現を工夫することが望ましいです。

本人希望欄

本人希望欄に書くべきことは「本業があること」「勤務可能な曜日と時間帯」の2点です。

本業があることを記載
職歴にも書いてはありますが、ここでもう一度記載しておきます。
「本業」や「副業」という言葉を使わずに、どの曜日のどの時間帯にどんな仕事があるのかを明記しておくとよいです。

勤務可能な曜日・時間帯を明確に書
採用されたいからといって、「いつでも勤務可能」という旨を記載しないようにしましょう。
副業はあくまでも「副」であり、優先順位は本業の方が高いはずです。本業に支障が出てしまうような曜日や時間帯は絶対に避けるべきです。
理想は、本業での予定がまったく入らない休日を勤務可能としておけるといいでしょう。本業が朝から夕方であり、夜の時間帯は空いている方であっても、イレギュラーの発生などを考えると、あまりお奨めはできません。

副業する時の履歴書の書き方と例文!

副業先に提出する履歴書の書き方と例文を紹介します。

これから副業バイトを始めようとしている方は、履歴書を作成する際に参考にしてください。


志望動機例文
「現在は〜業界で経理の仕事をしています。経理部での仕事にはやりがいはあるのですが、会社の売上げに貢献しているという実感がなく、他の業種・部門で直接売上につながる仕事をしてみたいと思いました。」

本人希望欄例文
「平日の月曜日から金曜日は18時30分まで○○で勤務があります。
貴社での勤務は土曜日または日曜日を希望しており、勤務時間の希望はありません。」

現役担当者が採用した実際の記入例

実際に採用担当者が優先して採用した記入例をご紹介したいと思います。

職歴
・販売職で、店舗でレジと接客を担当。
・事務職で、ファイリングと備品補充を担当。
・派遣バイトで、もぎりと会場案内を経験。
・派遣バイトで、引越しと式典の椅子そろえを経験。

職歴は難しいことを書く必要はなく、具体的にどのような仕事をしていたのかというのを書くと採用担当者の方は採用しやすくなります。

志望動機
・車買い替えの頭金30万~50万を貯めたい。
・推し活費用が月数万円かかるから。
・本業の残業も減って、時間はあるがお金がないから。
・将来独立を考えているので、可能な限りお金を貯めたい。

志望動機も、目標やなにか副業をする目的があるのかなどが書かれていると、採用担当者に働きたいという意思が伝わりやすくなります。

本人希望欄
・自宅は○○ですが、勤務先が△△なので、どちらでも行けます。
・稼ぎ優先なので、週末以外でも仕事があったら教えてください。
・事前に教えて頂ければ、夜勤の勤務も可能です。
・○○系は興味があるので、是非働いてみたいです。

具体的に働くことができる働き方を書くことで、採用担当者もこういう仕事をしてもらえるなど実際にある仕事を想像しやすくなり採用に繋がりやすくなります。

まとめ

副業バイト応募の際には、相手にも自分にも誤解が生じないようにすることが大切です。
履歴書を作成する時には、誰が見ても正しく情報を受け取ることができるような簡潔な文体で書くことを心がけましょう。

副業なので本業との兼ね合いもあるので、具体的に働ける時間や働ける曜日などについても書いてある方が伝わりやすくなります。

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