UNi+(ユニタス)|■第11回 単発バイトは危険って本当?安全なバイトと危険なバイトの見分け方

学生や社会人の副業に人気の単発バイト。
休日や空いた時間にシフトに入りやすく、時間の融通が利きやすいのが特徴です。

長期間の雇用形態ではなく、イベントの会場設営、イベントスタッフ業務は単発バイトの代表格です。
1日〜2日の短期間の勤務であり、人間関係もその場限りであるため、気軽に応募することができるのも応募者にとってはありがたいことです。

しかし、単発バイトの応募には注意しなくてはいけない点がいくつかあります。
面接もなく、勤務時間が他と比べて極端に短いにも関わらず高すぎる時給が設定されている場合には、気を付ける必要があるかもしれません。

単発バイトが危ないって本当?

「すべての単発バイトが危ない」というわけではありません。

ただし、中には、危ないバイト(いわゆる闇バイト)があることも事実です。
求人情報誌・ネットの求人媒体に掲載されている企業が募集している単発バイトに危険なものはほとんどありません。
少なくとも、闇バイトと呼ばれるような種類のバイトはありません。

こういった求人媒体を経由せずに依頼をされたアルバイトには、危険なケースがあります。

危険なバイトもある

長期間の雇用形態を結んだアルバイトが危険(闇バイト)である可能性は低いです。
危険なアルバイトの多くは、単発的なものになります。

昨今、社会問題になっているSNSでの闇バイトなど、適切な求人媒体を通さずにSNSのユーザーに直接メッセージを送る(DM)形式でアルバイトを募集しているものには気を付ける必要があります。

DMを送る側は、ユーザーのネットへの投稿を入念にチェックしており、その投稿内容から、経済的に苦しいと思える人に絞って声をかけていきます。
こういった危険なアルバイトは社会人というよりも学生や未成年がターゲットにされることが多いようです。

条件が極端に良いアルバイトを募っている内容のDMが自分のところにきたときには
・どうして自分のところにくるのか?
・他の人にはどうして届いていないのか?
・そんなに条件がいいのなら、どうして自分でやらないのか?

など、相手の行動の裏側を探ろうとすることも重要です。
実際に仕事を請け負ってしまうと、後に引けなくなることもあります。

単発バイトを考えるときには、どのような会社が募集しているのか、その実態を注意深く調べましょう。

危険なバイトと安全なバイトの見分け方

危険なバイトと安全なバイトをどのように見分ければいいのでしょうか。
一概に、特定の条件が決め手になって安全かどうかを判断することはできません。

しかし、「面接や履歴書の有無」「募集会社」「時給や日給の相場とのずれ」などを調べて確認することは危険なバイトと安全なバイトを見分けるうえでは大切になります。
順番に詳しく解説していきます。

面接や履歴書は必要か

単発バイトに応募する際には、面接や履歴書の有無を確認するようにしましょう。

面接や履歴書が不要だから危険なバイトというわけではありません。
日雇いでバイト終了後にその場で給料を支払う単発バイトもあります。
また、企業側も人手不足によってその一日だけの労働力を確保したいと考える場合には、履歴書や面接がそもそも不要であることも考えられます。

ただし、面接や履歴書がない単発バイトの場合には、大手の求人サイトなど、信頼できる媒体から応募した方がいいでしょう。
求人サイトも、企業も怪しいと感じる場合には、どんなに条件がよかったとしても、その求人には応募しないことをおすすめします。

一方で、面接や履歴書の提出があるから安心と結論付けるのも危険な場合があります。
特に、SNS経由でアルバイトを持ち掛けられ、履歴書の画像を送ってほしいと依頼される場合には危険なアルバイトと考えてほぼ間違いありません。

履歴書の画像を送ってしまうと、個人情報をもとに、送信者だけでなく、その周囲に人たちに危害を加えるなどの脅し文句から無理やりアルバイトをさせようとする人、業者もいます。
本当に信頼できる相手であるのか、確認できるまではこちらの個人情報を絶対に渡さないように気をつけましょう。

募集会社を確認しよう

求人を出している募集会社を確認することも大切です。
ネットで会社名を検索すれば、簡単に情報は手に入ります。

ホームページがあれば安心できるというわけではありませんが、何一つ得られる情報がない募集会社の場合には慎重になり、安易に応募しないようにしましょう。

時給や日給が高すぎないか

時給や日給の相場を知っておくことは重要です。
Aという業種の時給の相場は時給1000円。日給7000円。
Bという業種の時給の相場は時給1500円。日給9000円。

このように、時給や日給の相場の確認は会社ごとに比較するのではなく、業種に注目するのがポイントです。
日本人が会社で働いた場合の給料の決まり方は、個人の能力というよりも、その人が働いている業種と企業の体力によって決められることが圧倒的に多いからです。

相場を知っておかないと、その時給や日給が適切なものであるかどうかの判断基準がもてません。
単発バイトに応募する前に、その業種の時給や日給の相場はどうなっているのかを確認するようにしましょう。

極端に時給・日給が高く設定されているものには注意が必要かもしれません。

まとめ

単発バイトに応募する際は、
・履歴書や面接の有無
・募集会社
・時給や日給が相場と大きくずれていないか
を確認したうえで、安心できる求人サイトから応募することをお勧めします。

SNS経由のDMによるアルバイトの誘いは危険なアルバイトであることも多く、アルバイトの応募に不慣れである人は特に気を付けたいポイントです。

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